【中小企業診断士】財務・会計過去問解説「H23年第9問」
こんばんは、ヤスです。
今回は財務諸表分析の過去問について解説していきたいと思います。
過去問H23年 第9問
A 社と B 社の貸借対照表(要約)と損益計算書(要約)は次のとおりである。これらに基づいて下記の設問に答えよ。
設問1解説
答え エ
・売上高売上原価率
A社:800 ÷ 1,200 × 100 ≒ 66.7%
B社:700 ÷ 1,000 × 100 = 70%
売上高売上原価率は低い方がいいので、A社が良好となります。
・売上高営業利益率
A社:120 ÷ 1,200 × 100 = 10%
B社:110 ÷ 1,000 × 100 = 11%
売上高営業利益率は高い方が良いので、B社が良好となります。
・総資本回転率
A社:1,200 ÷ 800 = 1.5回
B社:1,000 ÷ 600 ≒ 1.67回
総資本回転率は高い方が良いので、B社が良好となります。
ということで答えは エ となります。
設問2解説
答え オ
・流動比率
A社:(120 + 80 + 160 + 40 + 100) ÷ (70 + 140 + 90) × 100 ≒ 167%
B社:(50 + 70 + 80 + 50 + 150) ÷ (40 + 60 + 50) × 100 ≒ 267%
流動比率は高い方が良いので、B社が良好となります。
・当座比率
A社:(120 + 80 + 160 + 40) ÷ (70 + 140 + 90) × 100 ≒ 133%
B社:(50 + 70 + 80 + 50) ÷ (40 + 60 + 50) × 100 ≒ 167%
流動比率は高い方が良いので、B社が良好となります。
・固定比率
A社:(240 + 60) ÷ (200 + 140 + 60) × 100 = 75%
B社:(160 + 40) ÷ (120 + 110 + 70) × 100 ≒ 67%
固定比率は高い方が良いので、B社が良好となります。
ということで答えは オ となります。
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