【中小企業診断士】財務・会計過去問解説「H24年第2問」
こんばんは、ヤスです。
今回は先入先出法の過去問について解説していきたいと思います。
過去問H24年 第2問
次の商品有高帳、仕入帳および売上帳に基づき、甲品の月間の売上総利益として最も適切なものを下記の解答群から選べ。商品の評価は先入先出法による。
〔解答群〕
ア 1,800円
イ 4,900円
ウ 5,800円
エ 9,000円
解説
答え ウ
落ち着いて計算すれば難しい問題ではないですね。
先入先出法による甲商品の売上総利益を計算する問題です。
まず売上高から計算してみます。売上値引があることに気を付けましょう。
22,000 + 16,800 – 800 = 38,000
続いて売上原価です。
甲製品の前月繰越と当月の仕入数量から当月の払出数量を引き、次月繰越数量を計算します。
(20 + 50 -10 + 40) – (40 + 30) = 30個
先入先出法なので7月23日に仕入れた40個のうち、30個が次月繰越分となります。
これを踏まえて売上原価を計算すると、
8,200 + 21,000 – 4,200 + 16,000 – 400 × 30 = 29,000
売上総利益は、
38,000 – 29,000 = 9,000
ということで答えは エ 9,000円 となります。
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